起業にかかる資金はどのくらいか

「起業にかかる資金はどのくらいか」

起業する前はどのくらいかかるのか心配な方も多いのではないかと思います。
もちろんこれからやろうとすることや業種によって異なりますが、少なければ少ない方が良いに決まっています。
なぜならビジネスは上手くいくかは綿密なリサーチや計画を立てても世の中の景気の動向や災害などでいつどうなるか分からない要素を含んでいるからです。

少額の資金で始めて徐々に売上や利益が増えていき、会社の内部留保が溜まってから徐々に事業を拡大していけばリスクも資金も最小限にすることが出来ます。

私が事業を始めた時はサラリーマンの時に貯めた50万円で起業しました。
あとは会社の福利厚生制度を使って半額で購入したパソコン一台とプリンタだけがワンルームの自宅にありました。

工夫の積み重ねで小資金でもビジネスを加速させられる

私が最初に取り組んだのはアロマ精油の輸入販売でしたが、大きな容量で海外から仕入れて小さな容器に詰め替えて販売するというビジネスモデルでした。
もちろん瓶に貼るラベルも用意しないといけませんでしたが、機械を買う資金は当時ありませんでした。
そこで耐水性と耐油性のあるA4サイズのプリンタラベル用紙と切れ味の最高に良いカッターナイフを購入し、定規を当てて手作業で切っていました。

今考えると非常に効率の悪いことをしていましたが、資金がないので仕方がありませんでした。
しかも最初に購入した定規がプラスチック製だったため、何度もカットをしていると定規が擦り切れてきてしまうのでアルミ製の定規を購入しました。

しかしこの方法でラベルのカット精度は日に日にアップしていき、職人の域に達していました。
そんなことをしている間に月の売上は100万円までになっていました。
お金がない時はない時なりのやり方があるので無理や無駄はいけません。
徹底的に無駄がない様にしていました。

その後、相変わらずA4サイズのプリンタを相変わらず使っていましたが、数が増えてくるとカットしている時間が段々となくなってきました。そこで用紙をデータで描いた通りに切ってくれる機械を当時3万円ほどで購入しました。
こうすることによって当時アルバイトの人が1人いましたが、その人にやり方を教えて用紙をセットしてもらい、ボタンを押すという単純作業に落とし込んであげることで私がそれまで行なっていた私ではないと出来ない仕事であった「職人の仕事」を無くし、「セットしてボタンを押す」という誰でも簡単に出来る仕事を生み出しました。
そのことで私はお客様対応やホームページの更新に更に時間をさける様にしてショップをより充実したものにしていきました。

そんなことを続けているうちに、更に注文は増えてラベルも更に必要になってきました。
次第に「プリンタにデータを流すだけで完全にラベルまで仕上げてくれる機械はないか」と探し始めました。

その魔法の機械を手に入れてからは、翌日分のラベルをセットしてから帰れば翌朝にラベルを出来上がっているという状況を作り始められてからは効率性が上がり、1日の出荷量が増えることで売上も向上し、お客様に最短翌日に届けられることが出来きたことで更にリピートの周期が縮まり更に売上は向上していきました。

そして更にラベルの表示項目は常に同じだということに気が付き、あるお客様からオリジナルデザインのラベルを作って欲しいという依頼があり、その時は「全然出来るからやってみよう」と制作をしてオリジナルのラベル付きのアロマ精油をお客様に出荷して数日後に、「他にこんなお店はない。本当に素晴らしいサービスだ」と褒めていただきました。

そこで気が付いたのが、「もしかしてこれを有料にしてラベルの作成サービスを始めたら注文も増える可能性があるし、サービス代金ももらえるのでは」という自分なりの仮説でした。

試しにデザインの価格を決めてホームページに公開しました。

そうしたところ、私もうちもということでラベル制作の依頼があっという間に100件を超えていました。

このとき「うちは単なるアロマ屋では終わらない。更に付加価値を高めて他が出来ないメーカーになる。」という決断をしました。

その後はオーストラリア・ヨーロッパ・アメリカのオーガニック認定の取得や化粧品製造販売業許可・化粧品製造業許可の取得などをして本物のオーガニックスキンケアを製造出来る日本で唯一世界基準の認証を満たした会社にするという目標が実現していきました。

そうして50万円で始め、工夫に工夫を重ねて、資金を出さないところは徹底的に出さず、必要な時は徹底的に出すということを繰り返しつつ、人を育てて、仕組みを作ってということをしながら全力で走っていた結果、年商は3億円に到達し、最終的に5億円で売却することが出来ました。

話が大幅にズレましたが、一番何が言いたいかと言いますと非常に少額の資金から始めて、そんなに最初から壮大な計画が出来ていなくても起業は出来るということです。
まずは手元の100万円以内くらいの予算で何か出来ないかを考えてみてはいかがでしょうか。

ここでお知らせです。以前の会社で私が開催していたオーガニックやスキンケアを仕事にしたい方向けに開催していた「オーガニックスキンケアプロダクトコーディネーター」をビデオに収めたものを販売中です。PDFテキストも付属します。本屋では出会うことが出来ない貴重な情報を記載していますのでビジネスにご興味がある方は初期投資のかからないこちらから始めてみてはいかがでしょうか。概要は下記になります。


オーガニックスキンケアプロダクトコーディネーター講習

何を学ぶ?どうしてOSPCなのか?
アロマを勉強したけれど、仕事に出来てない。

サロンワークだけでは今は良くても今後、体力もキツいし、何か良い副業はないものか

同じアロマを勉強した人なのにあの人の方が商売が上手く行っているのはなぜだろう

ただの小売店では今後生き残りが厳しいのではないか

納期や価格に振り回される他社商品を売るのではなく、自社商品を販売して安定的なビジネスを構築したい

どれをとっても時間もお金も賭けられて来たはずなのにもったいなすぎると感じました。
そうです。完全に日本人のもったいない根性とおせっかいです。

上記のようなお悩みを創業以来約12年数多くご商談の中で聞いて参りました。
お客様のビジネスがうまくいくことは「お客様」にも「お客様のユーザー」にも「弊社」にとってもいい。
そう思い始め、お客様に何か有益な情報を提供出来ないかと思い始めました。

思い立ったら即行動。
ということで講習会を開催したところ、数ヶ月で約40名の方に遠方から静岡本社にお越し頂けました。
ただ、中には遠方で時間もなく行きたくても行けないという方も。

中には遠く鹿児島、福岡、新潟などからはるばるお越し頂いたお客様もいらっしゃいましたが、
やっぱり必死でビジネスに向き合っているお客様はとにかく時間がないはず。
自分も多忙な中、なかなか時間が取れないからお客様も同じはずだと考え、
お客様の環境に優しいものはなにかの答えが「オンライン講習」でした。

これであれば移動中にスマホで視聴出来たり、仕事が終わってから好きな時間に講習を受けられる。

微力ながら少しでもお客様の疑問を解消し、せっかく一生懸命勉強されてきたアロマをもっと活用いただけないか
それは今後のご自身のビジネスにも日本のためにもなると考えた次第です。

是非、新しい一歩をこの講習をキッカケに踏み出して頂ければこの上なく嬉しく思います。

それではなぜこの講習を受ける意味があるのか、どういったことを勉強するのかを書きたいと思います。

オーガニックスキンケアプロダクトコーディネーター講習ではオーガニックスキンケアを作りたい顧客と化粧品OEMメーカーを
繋ぐ役割を担うために必要な薬事法、オーガニック認定制度、製品の仕様、パッケージのデザインの概要、業許可に関する知識、成分分析、
化粧品輸入業務などを包括的に学びます。

化粧品OEM会社と個人や小規模事業者との間には目に見えない考え方のギャップがあります。このギャップを知識で埋め、
「オリジナル化粧品を作りたい顧客」と「化粧品OEM会社」の橋渡しとなる人材の育成するのがこの講習の目的です。

化粧品市場規模は1800億円。昨今の化粧品業界の不祥事による消費者の不安によりオーガニックスキンケアの需要は高まるばかりです。
対象はこれからオーガニックスキンケア製品に深く関わり、仕事にしていきたい方、企業の製品企画担当者の方、デザイナーの方など
化粧品をビジネスにしていきたい方への入門知識です。他にはない切り口でより実践で役立つ知識をあなただけにお教えします。
オーガニック化粧品に特化した経験豊富な元化粧品会社社長が直接担当いたします。

コース名 OSPCオンラインコース
対象 スキンケア製品のコーディネート業務をお仕事にしていきたい方で未経験の個人、企業担当者
カリキュラム 1 オーガニックスキンケアプロダクトコーディネーターとは?

2 基 本 知 識
1 オーガニック・ナチュラルスキンケア商品とは
医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧薬事法)上化粧品に該当する製品とは
国内の不明瞭なオーガニックスキンケア事情
海外のオーガニックスキンケア事情
オーガニック認定製品とは

2 製品のセールスポイントの明確化

3 業務の核 企画の具体化とは
理想と現実のギャップ
企画の具体化とは全てを具体的数値に置き換える作業

4 予算の確認

5 販売計画の立案
販売計画とは利益目標からの逆算から具体的行動を導きだす作業

6 製造ロット、資材のロットとは
中身の製造ロット100ヶで容器の最低ロットは200ヶだった場合はどうするか

7 薬事法の基礎知識
化粧品届出販売名とは
行政との関わり
誇張広告表現の禁止
ネガティブリスト、ポジティブリストとは

8 製品回収とリスク

3 製 品 の 仕 様

1 処 方 の 決 定
オーガニックスキンケア製品ではどのような処方が可能か
有機認定との関係性

2 容 量 と 数 量

3 オーガニック製品の容器
オーガニック・ナチュラルスキンケアに使われる容器の種類
容 器 の 耐 性
容器の使い勝手
薬事法との関係性

4 パッケージデザイン
ラベルデザイン
シルクスクリーン印刷デザインと留意点
外装箱のデザイン

5 法定表示について
薬事法で求められる製品への表示とは

1 全 成 分 表 示
2 配合割合1%以下は順不同?
3 容器と外装パッケージへの表示
4 OEM 製造時の発売元、製造販売元の表示の方法
そ の 他 の 表 示 必 須 項 目
小容器の表示の特例

4 業 許 可 に 関 す る 知 識
化粧品に対してどのような行為に許可が必要か

1 販売や企画に業許可は必要か

2 化粧品製造販売業許可と化粧品製造業許可の違いとその役割

5 オーガニック認証と製品認定
正しいオーガニックとは何か
1 オーガニック認定の仕組
2 代表的な認定機関とそのレベル
3 認 定 製 品 の 製 造
4 有 機 認 定 製 品 製 造 進 行 時 の 留 意 点

6 そ の 他 の 業 務
1 化 粧 品 輸 入 に つ い て
化粧品輸入にはライセンスが必要 
化 粧 品 輸 入 代 行 業 と は
化粧品輸入に必要なプロセス
化粧品輸入代行時の留意点

2 成 分 分 析
レギュレーション分析とは
重 金 属 ヒ 素 検 査 と は
微 生 物 試 験 と は
そ の 他 の 検 査
SDS(MSDS)、CofA と Spec Sheet

7 実務のための総まとめ
実際に提案や見積りをするために

1 クライアントとの打ち合わせ
2 企画のヒヤリング
見積もりに必要な伝達と決定事項
3 仕様の提案
4 企 画 の 具 体 化 資材をパーツに分けて考える
製造最低ロットの確認
見 積 り 依 頼
価 格 の 調 整
コーディネート料金の請求

8 見 積 り 依 頼 演 習
練 習 課 題 1
時間数 約6時間

オーガニックスキンケアプロダクトコーディネーター講習


アロマ製品のOEM製造会社 株式会社ボタニカリー


最後までお読みいただきありがとうございました。

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