起業をする際に「これから始めようとしているビジネスが本当に儲かるビジネスなのか」を一番考えなければいけません。
起業するにはどうしたらいいのかの記事で書いた様に始めたビジネスはほとんど生き残らないのが現状です。
ではどういった手順で「本当に儲かるビジネスか」を判断していくのでしょうか。
例えば何かビジネスのネタが見つかった時に以下の様な手順でこれからやろうとしていることが正しいかを確認していきます。
1 これからやろうとしていることは自分の得意分野で好きで続けられることか。 2 仕事にかける時間に対して適正な利益が得られるか 3 初期投資は自分の手元資金の範囲内で収まるか 4 一定数の需要があるか 5 今後長く続きそうなビジネスか
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
1番目はそもそも自分の得意なことでないと自信を持って商品やサービスを売ることが出来ないですし、ビジネスは継続が大切ですのでそこまで興味がないことだとなかなか続けられないものです。ビジネスはいつでも良いことばかりとは限りません。時には非常に面倒なことを腹をくくってやらなければいけないこともありますし、創業期は社長はオールマイティーに仕事をこなさなければなりません。そのことを考えると「得意で好き」が非常に重要になってきます。
2番目はいくら好きで得意な仕事であったとしても1時間働いて800円などの利益だとしたらアルバイトにいった方が効率がいいという考え方もあるかもしれません。出来れば1時間ではなく自分の能力を使って10分で800円稼げるのであれば1時間で4800円になります。この1時間あたりの単価を自分の能力やスタッフの力を借りて地道に上げていくことが経営者の役割です。ただし効率性ばかりを追求し、お客様対応が疎かになったり、スタッフが幸せでなくなれば経営者失格ということになります。何事もバランスが大切です。
3番目は非常に大切です。初期投資は極限まで下げなければ本当に儲かり始めるまで時間がかかります。またビジネスに失敗は付き物ですから失敗した時に初期投資が大きすぎると立ち直れなくなり、市場から撤退せざるを得ません。初期投資が少なければ失敗しても、また違う切り口で挑戦することも出来ます。
4番目はこちらから始めようとするビジネスが独りよがりなものになっていないかのチェックです。ポイントは自分がやりたいことよりは他人がやりたいことをどれだけ自分のスキルや知識で叶えることが出来るかです。起業家というと自分の意思が強くて自分のやりたいことをやっているというイメージがあるかもしれませんが、実は他人のことに重点を置いている人が実際は上手くいっています。ただ、ビジネスですから他人のことも最大限考えながら影で自分のこともシッカリ考えなければなりません。これもバランスがとても大切です。
そして最後は売上や利益が一時的なものだとしたらそれはビジネスとは呼びません。単純なラッキーです。少しずつでもいいので数や単価、利用回数を増やしていくことでビジネスが安定して成長していきます。一度買ったら当分買わないような商品は小資金から始めるビジネスの商材としては不向きです。また、今は狙い目の商材だったとしても長い目で見ると法律で規制されていってしまう危険性があるものは要注意です。例えばオーストラリアでは電動のスケートボードやキックボードが全盛期で至る所見られますが、法規制が追いついていなく事故が今後増えてくる可能性が予想されます。事故が重なると政府も法律で規制するという流れになってくる訳ですが、この規制が事業に致命的なマイナスになるようだと今は良くても長い目で見るとあまり良くない不安定な事業ということになってしまいます。ただ、この部分は最初に一気に流行りのもので稼いでしまって、実はやりたいことは別にあって稼いだお金を次の事業に集中的に投下するというやり方もあるとは思います。例えばスケートボードのブランドを立ち上げたいが知名度もなく難しいのでまずは電動ボードでトップを取り、その後に従来のスケートボードに移行していくなどです。
ということで起業する時の手順を書いていきましたが、よくある記事では「まずは会社設立をして」とか「ウェブサイトを作って」とか「名刺を作って」とかそんな甘い誘惑(お金を払えば誰でも出来ること)でかかれたアフィリエイトサイトなどがありますが、ビジネスは決してそういったものではありませんので騙されることなく、ビジネスの核の部分を真剣に考える様にしてください。
ここでお知らせです。以前の会社で私が開催していたオーガニックやスキンケアを仕事にしたい方向けに開催していた「オーガニックスキンケアプロダクトコーディネーター」をビデオに収めたものを販売中です。PDFテキストも付属します。本屋では出会うことが出来ない貴重な情報を記載していますのでビジネスにご興味がある方は初期投資のかからないこちらから始めてみてはいかがでしょうか。概要は下記になります。
何を学ぶ?どうしてOSPCなのか?
アロマを勉強したけれど、仕事に出来てない。
サロンワークだけでは今は良くても今後、体力もキツいし、何か良い副業はないものか
同じアロマを勉強した人なのにあの人の方が商売が上手く行っているのはなぜだろう
ただの小売店では今後生き残りが厳しいのではないか
納期や価格に振り回される他社商品を売るのではなく、自社商品を販売して安定的なビジネスを構築したい
どれをとっても時間もお金も賭けられて来たはずなのにもったいなすぎると感じました。
そうです。完全に日本人のもったいない根性とおせっかいです。
上記のようなお悩みを創業以来約12年数多くご商談の中で聞いて参りました。
お客様のビジネスがうまくいくことは「お客様」にも「お客様のユーザー」にも「弊社」にとってもいい。
そう思い始め、お客様に何か有益な情報を提供出来ないかと思い始めました。
思い立ったら即行動。
ということで講習会を開催したところ、数ヶ月で約40名の方に遠方から静岡本社にお越し頂けました。
ただ、中には遠方で時間もなく行きたくても行けないという方も。
中には遠く鹿児島、福岡、新潟などからはるばるお越し頂いたお客様もいらっしゃいましたが、
やっぱり必死でビジネスに向き合っているお客様はとにかく時間がないはず。
自分も多忙な中、なかなか時間が取れないからお客様も同じはずだと考え、
お客様の環境に優しいものはなにかの答えが「オンライン講習」でした。
これであれば移動中にスマホで視聴出来たり、仕事が終わってから好きな時間に講習を受けられる。
微力ながら少しでもお客様の疑問を解消し、せっかく一生懸命勉強されてきたアロマをもっと活用いただけないか
それは今後のご自身のビジネスにも日本のためにもなると考えた次第です。
是非、新しい一歩をこの講習をキッカケに踏み出して頂ければこの上なく嬉しく思います。
それではなぜこの講習を受ける意味があるのか、どういったことを勉強するのかを書きたいと思います。
オーガニックスキンケアプロダクトコーディネーター講習ではオーガニックスキンケアを作りたい顧客と化粧品OEMメーカーを
繋ぐ役割を担うために必要な薬事法、オーガニック認定制度、製品の仕様、パッケージのデザインの概要、業許可に関する知識、成分分析、
化粧品輸入業務などを包括的に学びます。
化粧品OEM会社と個人や小規模事業者との間には目に見えない考え方のギャップがあります。このギャップを知識で埋め、
「オリジナル化粧品を作りたい顧客」と「化粧品OEM会社」の橋渡しとなる人材の育成するのがこの講習の目的です。
化粧品市場規模は1800億円。昨今の化粧品業界の不祥事による消費者の不安によりオーガニックスキンケアの需要は高まるばかりです。
対象はこれからオーガニックスキンケア製品に深く関わり、仕事にしていきたい方、企業の製品企画担当者の方、デザイナーの方など
化粧品をビジネスにしていきたい方への入門知識です。他にはない切り口でより実践で役立つ知識をあなただけにお教えします。
オーガニック化粧品に特化した経験豊富な元化粧品会社社長が直接担当いたします。
コース名 OSPCオンラインコース
対象 スキンケア製品のコーディネート業務をお仕事にしていきたい方で未経験の個人、企業担当者
カリキュラム 1 オーガニックスキンケアプロダクトコーディネーターとは?
2 基 本 知 識
1 オーガニック・ナチュラルスキンケア商品とは
医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧薬事法)上化粧品に該当する製品とは
国内の不明瞭なオーガニックスキンケア事情
海外のオーガニックスキンケア事情
オーガニック認定製品とは
2 製品のセールスポイントの明確化
3 業務の核 企画の具体化とは
理想と現実のギャップ
企画の具体化とは全てを具体的数値に置き換える作業
4 予算の確認
5 販売計画の立案
販売計画とは利益目標からの逆算から具体的行動を導きだす作業
6 製造ロット、資材のロットとは
中身の製造ロット100ヶで容器の最低ロットは200ヶだった場合はどうするか
7 薬事法の基礎知識
化粧品届出販売名とは
行政との関わり
誇張広告表現の禁止
ネガティブリスト、ポジティブリストとは
8 製品回収とリスク
3 製 品 の 仕 様
1 処 方 の 決 定
オーガニックスキンケア製品ではどのような処方が可能か
有機認定との関係性
2 容 量 と 数 量
3 オーガニック製品の容器
オーガニック・ナチュラルスキンケアに使われる容器の種類
容 器 の 耐 性
容器の使い勝手
薬事法との関係性
4 パッケージデザイン
ラベルデザイン
シルクスクリーン印刷デザインと留意点
外装箱のデザイン
5 法定表示について
薬事法で求められる製品への表示とは
1 全 成 分 表 示
2 配合割合1%以下は順不同?
3 容器と外装パッケージへの表示
4 OEM 製造時の発売元、製造販売元の表示の方法
そ の 他 の 表 示 必 須 項 目
小容器の表示の特例
4 業 許 可 に 関 す る 知 識
化粧品に対してどのような行為に許可が必要か
1 販売や企画に業許可は必要か
2 化粧品製造販売業許可と化粧品製造業許可の違いとその役割
5 オーガニック認証と製品認定
正しいオーガニックとは何か
1 オーガニック認定の仕組
2 代表的な認定機関とそのレベル
3 認 定 製 品 の 製 造
4 有 機 認 定 製 品 製 造 進 行 時 の 留 意 点
6 そ の 他 の 業 務
1 化 粧 品 輸 入 に つ い て
化粧品輸入にはライセンスが必要
化 粧 品 輸 入 代 行 業 と は
化粧品輸入に必要なプロセス
化粧品輸入代行時の留意点
2 成 分 分 析
レギュレーション分析とは
重 金 属 ヒ 素 検 査 と は
微 生 物 試 験 と は
そ の 他 の 検 査
SDS(MSDS)、CofA と Spec Sheet
7 実務のための総まとめ
実際に提案や見積りをするために
1 クライアントとの打ち合わせ
2 企画のヒヤリング
見積もりに必要な伝達と決定事項
3 仕様の提案
4 企 画 の 具 体 化 資材をパーツに分けて考える
製造最低ロットの確認
見 積 り 依 頼
価 格 の 調 整
コーディネート料金の請求
8 見 積 り 依 頼 演 習
練 習 課 題 1
時間数 約6時間
最後までお読みいただきありがとうございました。