オーストラリアへの格安海外移住引越し方法

海外移住の際に必要になる海外引越し。色々な方法があると思いますが、少し時間がある方であればある程度までを自分でやって安く上げる方法を見つけましたのでシェアしておきたいと思います。

まず格安といって思いつくのがEMSやSAL便、船便等で送る方法です。段ボールに必要なものを梱包して郵便局で差し出します。
ただ、2021年4月現在残念なことに日本からオーストラリアへのEMSへの引受は停止されています。これはこちらに来てから知りましたが、オーストラリア側の問題ではなく日本郵便が引受を停止しているということでした。

ただ、EMSで大きめの引越し用の段ボールを送ると2万円ほどしてしまいますが、引受さえしてくれれば早く送ることは出来ます。ただ、オーストラリアの郵便局は何とも当てにならず大量の荷物をEMSで送ったとすると配達をせずに不在票だけを入れて最寄り郵便局まで取りに来てくださいというパターンが想像されるため、高い料金の割りにはかなり悪いサービスを受ける形になりそうです。

うちの場合はメルカリで不用品を出来る限り処分し、売れない不用品もかなりの量を捨てましたが、それでも48箱になりました。そのうち数箱はEMSでは送れないオーバーサイズの荷物でしたのでEMSよりも高い料金がかかっていたことになります。全部EMSで送っていたらかなりの金額になってしまいます。

全てを船便で送って、オーバーサイズの荷物をDHL等で送った場合の見積もりは船便が1箱につき1万円ほど、オーバーサイズが5万円ほどになることが分かりましたので、45万円+(5万円×3箱)で合計60万円ほどになるはずです。これ、結構高いです。

しかもうちの場合、オーストラリアの住所が確定していない状態で出発したため、出国時点では住所が確定しておらず日本に一時保管を頼まないといけない状態でした。

それでも全てでドアツードアで日本の自宅で引き取りに来てもらって、オーストラリアの自宅まで配達してもらってかなり安く済ますことが出来ました。
オーストラリア側の住所が決まって入ればもっと安く済むはずです。

ポイントは段ボールは大抵の場合、倉庫会社さんや配送業者さんの方で無料で貰えます。
ただ、海外用の分厚いものにしてください。
あと、出来れば段ボールに野菜やなまものなどの絵や表示がないものがベストです。検疫で引っかかる可能性があります。
また、オーストラリアの場合検疫が非常に厳しいため、土が付いた靴や、子供の遊び道具などは綺麗に洗浄して入れる必要があります。

そうして出来上がった段ボール達をプラスチック製のパレットに載せてもらい、ラップでぐるぐる巻きにしてもらいます。
これはアロマの資材などを輸入していた時に取っていた形で運送業者にしてみると荷扱いが格段に楽になるため安くなります。

そして重要なのが、荷造りをすると同時に段ボールに全て通し番号と内容、サイズ、中身を記載し、それをエクセルで下記のような表にまとめて番号や中身、誰のものかを分かるようにしておかなければなりません。海外引越しの業者に頼む際に必ず荷物リストを請求されます。また、これも大切ですが海外引越しの荷物は本人達が引越し先の国にいることの証明と人間が移動してから6ヶ月以内でないと引越し貨物扱いに出来ないということです。

実は最初は更に安い商業貨物扱いで荷物を送れないかとこちらオーストラリア側の会社と掛け合っていましたが、本来は引越し貨物と商業貨物は全く扱いが異なるということで最終的に上手くいきませんでした。
そういったごまかしは通用しないということで勉強になりました。

ここまでが全て出来ていれば海外引越し業者に連絡をする準備は万端です。
なぜなら価格の交渉がスムーズに行くためです。

依頼内容としては指定倉庫にパレットに載った状態で250kgのパレットが2パレットあります。
引越し貨物でモノはどこそこの倉庫にあるからそれを引き取って、オーストラリアのどこそこの住所に配達してほしい。
パッキングリストは既に作成済みで、オーストラリアの検疫が厳しいことは十分に理解していて泥のついたものの洗浄や検疫に引っかかるものは全て排除してある。
ここまで出来ているから安くしてほしい。

これで安く出来ないとは業者は言えません。
あとは最後のひと押しで
「見積額は43万円です。」とか言って来ますので、

「30万円代にしてくれるのならば相見積もりは取らずに御社ですぐ決めるので何とかして欲しい。」

と言えば大抵の場合は通ると思います。

また私達が頼んだ業者ではオーストラリアに到着した時点でオーストラリア国内の日本人がいる支店から日本語で電話がかかって来て、驚くことに配達員の方も日本人でした。
時間通りに来ないとかが頻繁にあるオーストラリアではなかなかホッとするサービスで感動しました。

もし本件について詳しくお知りになられたい方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なくコンタクトフォームからお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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