オーストラリアのコロナ対策

オーストラリアに移住というと「どうしてオーストラリア何ですか?」という質問を受けることがあります。
20代の頃に3年間過ごした場所であり、土地勘や勝手が分かっているからという理由もありますが、一番の理由は「ちゃんとしているから」でしょうか。

しかしオーストラリアと聞くとよく言えば大陸気質でのんびりしていて大らか、悪く言えば適当というイメージを持たれる方が多いと思いますし、実際こちらにいる日本人もそう思っている人が多い気がします。

確かに私自信も適当だなと思う時がゼロではないのですが、正しく言うと「どうでもいい部分は適当。重要な部分はかなりちゃんとしている。」が正解ではないかと思っています。それでも以前にいた20年前に比べるとその「どうでもいい部分は適当」はかなり改善された気がします。

さて、適当ではいけないコトの一つに今回のコロナ対策があるのではないでしょうか。

私が住むクイーンズランド州では昨年の暮れに移住して来てから2回ほどロックダウンがありました。ロックダウンというとよっぽど状況は酷いんだなとお感じになるかもしれませんが、1回目のロックダウンは市中感染者1名でロックダウンが敷かれました。

しかも州政府の対応のスピードは日本政府のスピードの遅さに慣れている日本人からすると感動すら覚えます。

午前中に1名の市中感染が確認されたという報道があり、即刻州政府の記者会見が開かれ、その日の夕方から3日間ロックダウンです。その内容も強烈で「買い物・仕事・運動」以外は全て外出禁止。万一違反して警察に捕まろうものなら日本円で100万円ほどの罰金です。

あと感じるのが、とにかく政府が徹底的に広報活動をしているという点です。記者会見開いて「はい。やったでしょ。」といっているどこぞの国の政府とは違い、テレビを見ていても「Ware a musk」高速道路を走っていても「Ware a musk」車のFMからも州の保健担当官が「Ware a musk」と至る所から注意喚起がなされています。知らないとは言わせないくらいの勢いすら感じます。

そのおかげで、ロックダウン完了後は市中感染ゼロに戻り、暫くのマスク着用義務期間を終えてから再びマスクをしなくてもいい生活が続きました。

2回目のロックダウンでは市中感染が確か7名。クラスターが発生したとの情報でした。さすがにこれは長引くかもしれないなと思っていたらやはり同じ様に朝記者会見、その日夕方にロックダウンで3日間。突然やってきます。その後2週間のマスク着用義務期間を経て、現在マスクのない生活をしています。

これはクイーンズランド州の話ですが、他の州も多少のスピードの差はありますが、対応がとにかく早いです。

おかげで経済もフル回転でコロナなんて忘れてしまう生活を送っています。

ただ、家の修理に9時に来るって言ったのに10時とかは全然ありますが。。。
家の修理では死なないので良しとしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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